コロナ禍の転職活動は意外とスムーズ

仕事

はじめに

 コロナ禍での転職活動を検討している方、実際に転職活動真っ只中の方に参考になればと思い、わたしが実際にコロナ禍での転職活動を無事に完了することができたので、その経験をこちらにまとめたいと思います。

 わたしがコロナ禍で転職活動をしましたが、それより前に通常状況下、いわゆるビフォーコロナでの転職活動を経験して転職を成功させたので、その2回の転職活動の違いも含めて整理できると思っています。

 わたしがコロナ禍で転職活動をした理由は、その時の仕事がほぼ在宅勤務であり、転職活動の時間が取りやすいと判断したことが最も大きな理由です。また、エージェントさんから、面接はほとんどの会社がオンライン面接ということを伺って、実際の行動に踏み切りました。もちろんそれ以外にも、自分の状況や会社の状況を踏まえて、転職活動をするべきだという判断も必要です。

 わたしはエージェントさんを活用して転職活動をしました。これは1回目の転職活動と変わりがありません。ただし、1回目は1社のエージェントさんとだけコンタクトを取って進めましたが、案件や情報の正確性を確かめるために、複数のエージェントさんから話を聞いた方が良いと感じておりました。そのような理由から、コロナ禍関係なく、2回目の転職活動は、2社のエージェントさんとコンタクトを取って、それぞれエントリーシートを提出して、面接する企業さんを紹介いただいて進めました。もちろん、1回目の転職活動の際も、エージェントさんとのコンタクトは直接面談をしており、今回の転職活動は全てオンライン面談で済ませることができました。

 結果として、3社の面接を進めて、2社から内定をいただき、2社のエージェントさんそれぞれの紹介会社で比較して決めることができて、納得いく転職活動をすることができました。コロナ禍は関係ないですが、2社のエージェントさんを並行して活用することは、わたしの中でとても重要なポイントだと思いました。

コロナ禍の転職活動の期間

 転職活動は、実際にエージェントさんにコンタクトを取って、オンライン面談で希望を伝えることから、動き始めて2ヶ月程度で内定が完了しました。内定後、2ヶ月後に入社したので、2月に始めたとしたら4月に内定が決まり、6月入社といったスケジュール感でした。

 1回目の、ビフォーコロナの転職活動は、動き始めて3ヶ月で内定が完了して、内定後2ヶ月に入社だったので、転職活動自体が1ヶ月程度短縮されたと言えます。ただし、1回目は、履歴書や職務経歴書、英語のレジュメの作成が初めてで、在宅勤務では無かったので、深夜まで作業をしたりと、自分自身の経験の少なさから負担が大きく時間を要した可能性があります。しかし、転職活動になれている方であれば、オンライン面接や在宅勤務の状況を最大限活用して、1ヶ月で内定先を決めることも難しくないと思います。

オンラインの面接

 オンライン面接が、これまでの転職活動と全く違うところで、実際の仕事でもオンラインでの会議や面談に中々なれない中、勝手もわかりにくかったので、この辺りをきちんと整理したいと思います。

 まず、「基本は直接の面接と変わらないだろう」と思っておりましたが、服装をどのようにするべきかを迷いました。仕事でカメラオンにする会議でも、Tシャツで出たり、上司と面談したりしていたので、ネクタイやジャケットを着てウェブ会議のカメラに映る姿に違和感があるのでは?と思っていました。実際に、社内会議で、ネクタイをしている方がたまにいらっしゃって、わたしはみんなラフな格好でいる中の違和感を持ち、同僚も違和感がある、と言ったような話をしていたということもありました。

 実際にエージェントさんに聞いても、まだコロナ禍でのオンライン面接の業界標準?(こうあるべき)みたいなものは決まっておらず、無難にネクタイやジャケットを着ておいた方が無難なのでは?という曖昧なアドバイスしか貰えませんでした。色々考えた結果、流石にTシャツは印象が良くないだろうと思い、オンライン面接は全て、ネクタイにジャケットの組み合わせで臨みました。ただし、下はウェブカメラに映らないので、部屋着のままでした。

 あと、基本的な準備は対面での面接と同じ準備で、事前に想定質問の洗い出しをして、回答を準備しました。想定質問集は、2つのエージェントさんに用意してもらい、想定質問の回答も2つのエージェントさんにそれぞれ確認してもらいました。これによって、大体全ての質問を網羅することができて、1つか2つの特殊な質問を除き、全ての質問をカバーすることができました。2つのエージェントさんにかくにんしてもらう事で、質問内容も回答内容も、精度の高いものを準備することができたと思います。

 新卒の転職活動にウェブ面接のコツなどの情報が出ていて、カメラの向きや、質問リストを画面に貼り付けて読む、照明を当てて映りをよくするなど色々ありましたが、そのような準備はしませんでした。エージェントさんから、カメラの映り方が自然であれば問題ない(今の打ち合わせのままで良い)という確認と、カンペなどはウェブカメラ越しでも分かるから避けた方が良いとアドバイスを貰いました。

コロナ禍以前の転職活動との比較

 1回目の転職活動との大きな違いは3つあると思いました。

 1つ目は、冒頭に少し述べた通り、転職活動の期間が短くて済むことです。在宅勤務で、勤務時間中の中抜け(予定表で私用不在連絡をすることで、役所手続きなどの私用の時間を取ることができました)を利用して、面接の日程を組むことが容易でした。そのため、集中的に面接の予定を組んで、短期間で最終面接まで複数社進めて内定に至ることができました。あと、在宅勤務で、隙間時間に転職活動の作業ができたことも期間を短縮に大きな影響があったと思います。1回目の時は、オフィスで履歴書の作成など一切できなかったですが、在宅勤務期間中は、私用のパソコンを使って、30分くらいお昼休憩に作業をしたり、終業後の少しの時間を転職活動の作業に当てたりということができました。このように、在宅勤務の場合、転職活動と業務の両立がしやすい面があると思いました。

 2つ目は、時間的な負担が少ないということです。面接を直接する場合、移動に片道30分、待ち時間に15分、面接時間が1時間だとして、それぞれ前後の時間の余裕を持って、少なくとも3時間は1社1回の面接で必要になります。オンラインの面接の場合、30分前からオンライン面接の準備をしても、面接が終わった瞬間に、本業の業務を開始することができるので、1.5時間で1社1回の面接が完了します。つまり、オンライン面接の場合は、実際の面接に掛かる時間的な負担が半分になるということで、お昼休みや業務終了後に負担が少なく面接をこなしていくことができることに大きな違いがあると思いました。

 最後に、現職の業務に影響がほぼ無いということです。業務のお昼休憩(45分〜1時間)や業務終了後の1時間に転職活動をすることで、業務や私生活に影響なく転職活動を進めることができました。また、隙間時間に転職活動をしていて、有給休暇や、不自然な半日有給休暇を連続して取るといったことをしないで済むので、チームのメンバーや上司に気づかれにくいので、精神衛生上も健康的に転職活動をすることができました。

 このように、主に効率性の観点から、コロナ禍での転職活動は多くのメリットがありながら進めることができると思いました。

まとめ

 わたしの場合は、コロナ禍での転職活動は特に不安なくスピーディに進めることができました。実際に入社した会社の方と直接会うことなく面接をして、入社することになったのですが、面接でのコンタクトは実際の業務に影響ないと思います。これはオンラインでもオフラインでもそうですが、面接での印象と直接業務で関わった時の印象はどうしても異なる(面接する側、される側の双方)ためです。

 コロナ禍でのオンライン面接だけでの転職活動は、漠然とした不安がありましたが、実際にやってみると良いことばかりで、メリットしかなかったのでは?と思うほど、心配な面はなかったです。強いていうなら、オンライン面接で、上半身スーツ・下半身部屋着という変な格好をしたことです。

 コロナ禍で、その影響が大きい業種では、中々忙しくて転職活動に踏み切れなかったり、そもそも在宅勤務ができてなかったりと、やりにくい方もいらっしゃると思いますが、影響が無いような業種で、在宅勤務中心の方は、チャンスと捉えて、動いてみるのもアリだと思います。エージェントさんが、「今は転職市場の動きが少なく、中々いい人材を獲得できないとおっしゃっている企業さんが多い」とコメントしていたので、今のところは良い機会と思います。

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