何かを長く続けるコツ(野球)

野球

はじめに

 わたしは、趣味のトレーニングの他に、スポーツとして、野球をずっと続けています。野球は、学生時代は学校の勉強と両立して、高校生の頃は受験勉強と両立して、大学生以降は就職活動と両立して、そして社会人になってからは仕事と両立しながら続けています。

 こうして続けて来れたのは、多分、少し人より野球が得意にできたこと(プロ野球や社会人野球レベルには到達できなかったですが)で、少しずつ上達したりするのを感じたり、チームで勝ちを目指すのが楽しくて、ずっと好きでいられて続けることができたと思っています。

 もちろん、野球道具の手入れも好きで、学生の頃は両親に買ってもらったグローブやミットを大切にして、社会人になってから自分の好きなものを大切に使うようにしています。

 小さい頃は兄が野球をやっていて、その影響で小学校低学年から友達と遊びでは野球をしていました。ただ、本格的にチームに入ったのは少し遅くて、ソフトボールチームで、小学校6年生から始めました。中学校からは野球チームに所属して、現在も続けているので、20年近くは続けていることになります。

 ここでは、わたしの野球人生を一度振り返ってみたいと思います。何事も長く続けるには、理由や根気が必要で、自分の子供や周りの人にも、できれば始めたことは長く続けて、こだわりを持って取り組んで欲しいと思っています。もし、周りにそんな人がいる方は、「何かを長く続けるコツ」をこの記事で掴んで頂けたらと思います。

小学校時代

 冒頭に記載した通り、小学校6年生で初めてチームに所属しました。同じマンションに住む幼馴染と一緒に、同じタイミングで入って、人数も少なく2人でレギュラーとして試合に出るのが楽しかったです。チームのコーチも、同じマンションに住んでいたおじさんで、2人で良く教えて貰って、週末も楽しく練習したのを覚えています。

 もし、当時に幼馴染が同じチームに入ろうとしなかったり、友達がそのチームにいなかったら、チームに入ってソフトボールや野球を始めることはしなかったのではと思います。兄が既に野球チームに入っていて、野球をやっていましたが、そのチームには兄のコミュニティがあって、そこに自分が入りたいと思ったことはなかったです。人によっては、兄弟に影響されて同じチームで始めるというのが多いようですが、わたしは、友達の存在が大きく、始めるきっかけになりました。

 その後も、試合でホームランを打てるようになったり、キャッチャーで盗塁を刺したりといった、同じマンションに住んでいたコーチや幼馴染に認められたり、負けたくないという気持ちで一生懸命やっていたので、楽しくできたとも思います。

 やはり、小学生くらいの時は、兄弟や友達と一緒にやり始めて、周りの人たちに認められるような成功体験を積むと、楽しくて続けるようになると思います。こうして、野球(ソフトボール)が好きになっていきました。

中学生時代

 中学生になると、同じマンションに住んでいたおじさんの勧めで、地元の軟式クラブチームに入ることにしました。入ったチームはいわゆる「強豪チーム」で、同じ学年のメンバーも皆野球の上手い選手ばかりでした。各学年20人くらいの世帯で、区の大会で優勝するのは当たり前で、東京都の大会で優勝することがあるようなチームでした。

 中学生1年生の頃は、特に上手い下手をあまり意識していなかったのですが、学年が挙がるにつれて、チームメートを意識して競争意識が少しずつ出てきました。学年毎にチームが組まれていたので、20人の中の9人にならなければレギュラーにはなれないので、周りとのレギュラー争いに勝たなければ、試合に出られませんでした。そのため、自分が周りより得意なこと、当時からバッティングは得意でしたので、素振りを一生懸命しましたり、肩が強かったので、ランナーを捕殺することで目立つように工夫したりしていました。

 ただ、レベルは高かったと思いますが、まだ中学生のレベルなので、競争意識の中でも楽しんで野球をやって、一緒に野球をやっていて楽しいと思える友達に恵まれたことも幸いしたと思います。友達がいたから、毎週末の野球の練習や試合に行こうと思えましたし、そこで活躍したいと思って続けることができました。平日の学校の後にも、友達と集まって練習をすることができたのだと思います。こうして、少しレベルの高い中で、競争意識を持って楽しむことが大事であったと、今振り返って思います。

高校生時代

 高校生になると、硬式野球部に入部しました。公立高校なので、強豪私立の様に上手い選手ばかりが集まる学校では無かったのですが、1年生の時に見た3年生は信じられないくらいレベルが高く、正直試合に出られる気があまりしませんでした。そもそも、1年生から見ると、先輩がこなしている練習量をできる気が全くせず、野球というよりは、「練習についていけるか」を気にしていたのを覚えています。

 1年生の時は全く試合に出られる機会も無かったですが、3年生が引退して、2年生・1年生の新チームになると、徐々に練習にも慣れてきて、どのようにすれば試合に出れるかを考えられる余裕が出てきました。周りより得意なことがあれば試合には出られるので、やはり得意なバッティングを活かして試合に出られるようになりました。2年生は主に代打で公式戦にも出場できるようになりました。

 最上級生になったら、チームの中心選手になれるように、同じチームで一番打てる選手として引っ張っていきたいと思うようになり、努力するようになりました。バッティングが良い後輩に負けないようによく練習していたのを覚えています。その結果、最後の夏の大会は中心選手として、チームに貢献できました。始めたばかりはレベルが高い、と感じた環境でしたが、チームメートと競争して、同じ目標(公式戦で勝ち抜くこと)を目指して頑張ったので、3年間野球を続けることができたと思います。

大学生時代

 大学生では、野球に力を入れているような大学では無かったので、高校入学のような衝撃は無く、4年生の動きを見ても、「1年生から出られそうだな」と感じたのをよく覚えています。実際に、平日の講義の空き時間や講義後に1時間くらい集まって行うような練習は、高校生のような厳しさはなく、その代わりに自分自身で考えて練習したり、課題を見つけてレベルを上げていく必要がありました。

 同じリーグの強豪の大学は、全体練習もしっかりやっていて、ちゃんとしたコーチが指導しているような環境でしたが、わたしの大学では、学生同士で練習するのみで、練習メニューも自分達で考えて組み立てるような環境だったので、自立(自律)することがとても鍛えられました

 木製バットになれるまでにはとても苦労したのを覚えていて、その期間はバットを折って毎回落ち込んだりもしていましたが、次第に慣れました。大学の勉強もやりながら野球をやっていて、リーグ戦で「負けたら終わりではない」戦い方であったので、決まった時期に試合をやっていって、あっという間に4年間が終わりました。

 高校野球に勝るような、チーム一丸の一体感までは感じることがありませんでしたが、個人の裁量が大きい中で、好きな野球を上手くなる努力を重ねて、木製バットにもなれて、ヒットやホームランを打った経験は財産にもなりました。ここできちっと取り組んだからこそ、今も野球を続けられるような土台になっているのかと思います。

草野球時代

 草野球は現在進行形で続けていますが、好きなことを通じて、地元の人や、会社の人、知らないメンバーと知り合うことができて、とても良いチームスポーツであると思いながら続けられています。

 草野球でも、やはり勝ったら嬉しくて、負けたら悔しい思いがあるので、そこをクリアできるように、日々のトレーニングで自分を高めていけるように努力しています。趣味の範囲でやっていても、勝つことが嬉しいのは、これまで学生時代に真剣にやってきた経験からくる感情なのかなと思います。

まとめ

 わたしの野球経験の中で、重要だと感じたポイントのまとめです。

  • 小学生:周りと一緒に始めて、認められる成功体験を積む
  • 中学生:得意な事、好きな事であると認識して、誰にも負けたく無いと思う
  • 高校生:得意な事として、周りの仲間と競争して、仲間と一緒に目標を目指す
  • 大学生:個人として自立して、その中で成果を出す
  • 社会人:これまでやって来た経験で、スポーツとして楽しむ

 これらを踏まえて、個人的に物事を長く続けるコツを一般化すると、以下の通りだと思います。

  • それが好きである
  • それが人より得意である
  • それをやることで、仲間ができたり、人と仲良くなることができる
  • 競争する相手や、自分自身を高めることができる

 この中でも、特にチームメート(周りの人)との関係があって、それがスポーツの楽しさにつながることが、物事を続ける上で大事であると思います。

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